奥村一正特許事務所コラム

発明の産まれる環境

2019.4.18

 最近、京都府北部のお客様から仕事を依頼されることが増えている。そういったお客様の会社にお邪魔すると、緑に囲まれた静かな環境であることが多い。創造性を働かせて発明を産み出すには、やはり緑に囲まれた静かな環境が望ましいのではないかと感じている。

 実は、明細書や特許請求の範囲を書く場合も創造力や想像力が必要である。権利範囲として可能な限り広く権利を取りたいから、一度書いた請求項をいろんな角度から見直し、自分が納得できるものに仕上げていく。ここに想像力や創造力が役にたつ。また、明細書を書く場合も請求項に記載した上位概念を実現する具体的な方法が他にもないか、想像し創造する。

 私の事務所も窓から空が見えて、落ち着いて思考ができる環境ではあるが、四条烏丸という都会の中心部にあるので、残念ながら緑が少ない。交通の便利なところにいて贅沢な悩みであるが、緑があるとさらに望ましい、と考える昨今である。

奥村一正特許事務所コラム
マイベストプロ